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ゴリラズ伝説

ライズ・オブ・ジ・オーガを趣味で訳しているブログ

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「ゴリラズ」―唄による歌 ①

RE-HASH

はなばなしくもアップビートなこのアルバムのトップバッター「Re-Hash」は、不安定な電子音と色彩豊かなリズム、壊れたギターによって完成された。荒れ狂うスクラッチとリミックスをするキッド・コアラは、デッキの技でゴリラズのラッセル・ホブスをアシストするためにダン・ジ・オートメーターに呼び出された。この曲にキッド・コアラの最初の業績が表れている。

その頃歌詞は、マグネットにフレーズを書いたマードックと、それからそれらを冷蔵庫に投げる2Dによって、切り張りする方法で組み立てられた。

2D: 俺たちはたくさんのアイディアをばらまいてから、どんなフレーズでも繋ぎ合わせるっていうことをし続けた。

ラッセル: いくつかアルバーンの指導を受けた2Dのボーカルは、満ち足りて自信にあふれているように聴こえた。リハーサルの早い時点から、か細く甲高い音程の全てに負担がかからなくなっていた。

ヌードルは羽鳥美保のコーラスに加わり、ふたりのすばらしいハーモニーは2Dのリードボーカルに完ぺきに混ざり合った。

マードック: そうだ。この音楽の土台のために、俺がアンプを持ってきて水中に置いてやったんだぜ、上の階のある部屋の水槽の中にな。それから俺たちは天上からマイクをぶら下げて、通り抜ける雑音や全てのくぐもった音、上手くいった録音をレコーディングした。

2Dはそれから、ムーグのブリープ、テルミン、バックボーカルのゲスト、引き延ばしたダビングをいくつか、そして深いサブ・ベースの水中音波のノイズなどの、様々なアマチュアの機材をもって仕事に取りかかった。最後には、不思議さの特殊な力を与えるために壊れたシタールのラインを加えた。

同時に、2Dが全てのガラクタに向き合っている間、マードックは地元の学校のグラウンドへ赴き大きな投げ縄を使って子ども達を集めていた。それからマードックはこのトラックで歌うよう子ども達を脅した。

このコンビネーションにより出来上がったものは1曲目にふさわしいと思われた。一丁上がり。

ヌードル: 私たちはなんでもできる! そんな純粋な喜び。

マードック: いい子だから、さっき俺が言ったろ、俺は解き放たれたランプの精のようだったって。

2D: (ぼそぼそ)ランプの精と、単に瓶の中に捕まってるひととは違うよ。

バシン!!とマードックは、開きっぱなしのドアのように小言が出てくる2Dのあごに一撃を加える。ラッセルはその争いに気付かないふりをし、

ラッセル: 俺たちが2枚目のアルバムで変わったな、と思ったら、この音がどれだけポジティブできれいかが聴こえてるってことで、すごいことだぜ。


5/4

2番目のトラックは、決着を着けるとんがった場になった。まるでゴジラ対キングコングのように、ヌードルと2Dは、魔法がかって、静かな鼓動で、都会的な、自殺的なまでのボーカルでセンターを競って争った。

マードック: ああそうさ…全てがまるく収まっているのが聴こえるだろう。「She turned my dad ooonnn!!!!(彼女は俺をオンにした!!!!)」

ヌードル: マードックはいつも私のギターのカウントがズレてるって言うけど、それは違うよ。この曲のタイトルにある通り、5/4のカウントなの。

マードック: ズレてるさ、いい子ちゃん。聴けよ。2Dのすばらしい1本指奏法のニューウェーブなキーボードによってかろうじて制御されてるだけさ。2Dはそんな感じでただすげぇんだ。2Dがなぜこのバンドにいるかを覚えておくんだな。そうそう、さらに俺にはこの曲のベースから手を引いてくれる、ふさわしい汚れ役の警察を手に入れる必要もあったから、スピーカーキャビネットに開いてる大きな穴を蹴っ飛ばして、壊れてバタバタしているスピーカーコーンを響かせ続けた。俺は俺の欲しかった超まっすぐなサウンドを手に入れた。

2D: このカウントは俺を振り落とすんだ。君の頭をぽんぽんしながら、同時にお腹をさする感じだよ。結構難しい。

マードック: そんなことしてねぇでなんでただ唄わねぇんだ? 採決。


TOMORROW COMES TODAY

コンクリートジャングルの不吉な騒音というこの閉所恐怖症の異常者は、様々な亜音速で構成された何曲かのトラックの土台の組み合わせを描き出した。その亜音速とは、キーボードとベースのパートが、1、2オクターブ下げるためのペダルを通して生み出すものだ。最後に混ぜるものは聴覚を乱すに十分だ。

2D: すごい「サウンドトラック」っぽいよね、これ。うーんと…ぼやけたフランス映画…みたいな。ちょっと、監視カメラと材料っていうかについてさ。「トゥモロー・カムズ・トゥデイ」はちょうど…君の考える…まぁいいや、俺はまた今度にするね、実際君には時間がないんだし。でも、それはお互い後々言葉の重荷にしかならない。たくさんのそれは俺の頭の中に入ってくる色んなもので、俺たちはまとめてつっこんで他のよく聞こえるビットに貼りつけた。そうしなければならなかった、意味なんか必要なかった。

マードック: 俺にはこの言葉が浮かんだね。「ノワール」

2D: は?

マードック: 「ノワール」。退廃的な感じだよ。そら、やったぜ。

2D: 君にもこの曲に復活したコングの魂が聞こえるでしょ。修道士の詠唱みたいな…超気味が悪い。

マードック: それは実のところはサー・エメリック・コンの幽霊なんだ。奴はこの場所の持ち主で、終わらないパーティの主催ができた。だが奴の魂は今、永久に酩酊状態の迷子さ。お前がこの曲に聞いたっていううめき声はな、鎮痛剤を探す頭蓋骨が掴んだ、奴の乾いた魂だ…

2D: 「I'll pay with tomorrow. Tomorrow cames today(明日にしよう。明日は今日来る)」。うーん。そうしたかったかな…

マードック: 2Dがボーカルに専念している間、俺はちょいと用を足しにトイレに行った。廊下でマイクが拾った音の口笛を吹いていた。俺たちがこの曲を再生していた時、西部っぽい何かが少し聞こえた気がしたんだよ、「モリコーネ」だかなんだか。俺は都会っぽさとカウボーイスタイルの口笛の組み合わせが好きだ。荒涼とした西ロンドンのサウンドトラックみてぇな。

2D: どうでもいいけどコンクリートの下にあるのはきっとただの砂漠だよ…


NEW JENIOUS

オデッタの「ヒット・オア・ミス」の、ボ・ディドリーのパフォーマンスのサンプルを語りながら、ラッセルはバックで2Dが物悲しい裏声を披露する、入り組んで縒り合わせたリズムを練り上げたいくつかの追加のプログラミングのテンポを上げた。

この忘れられない悲しみに満ちたナンバーは、雨でいっぱいの狭い路地と夜の活動の感傷的なイメージを思い起こさせた。歌詞は注意喚起をし、疑う感覚を養うことを勧める。「Brother, sister too/ Do waht you must do/ Don't trust people you meet(兄弟姉妹も同様/せねばならぬことをせよ/会う者を信ずるな)」。

2D: 実はね、これはマードックが監督したんだ

マードック: ああ…そうだな。俺はこの素材全部すっかり知ってるぜ。もう100万回と聞いたからな。お前らのインタビューが終わるまで30分くらいパブへ行って来てもいいか?

ダメです。我々は1度しかインタビューしていないのですから。


CLINT EASTWOOD

シンバルを打つ4カウントで導入するこのゆらゆら・ふらふら・ぼんやりした、巨大でどっしりしたダブはゴリラズを代表するメロディとなった。ゴーストラッパー・デルのゆるく粋で熱い才能はこのトラックにて初登場する。2Dは、ある蛇使いのオーガスタス・パブロに、この曲に程よくかぶせたエンニオ・モリコーネのメロディカラインに出会わせようと試みる。

マードック: これ以上病気のように流行るってんなら、俺たちはワクチンを作らなけりゃならなかった。鳥インフルエンザの方が感染する可能性は低いぜ。

2D: おもしろいことに、ボーカルを落とし込む時俺は風邪をひいてたんだ…マジで作業中ずっとだよ。

マードック: この曲がどうやってできたって? そうだな、俺はホンダのオートハープのZコードの「レゲェセッティング」と書かれたボタンを押して、つまみを「フラップ」から「ヒット」に切り替え、成功の保証されたデモを世に出した。

2D: 俺がまずメロディカで手を加えて、ラッセルがいいビットを刻んで、マードックがメロディを描いてから、俺が唄ったんだ。俺たちはファーストシングルを「クリント・イーストウッド」と呼んだ。メロディカのラインに「続・夕陽のガンマン」のようなものを感じたからね。さっき俺が言った、エンニオ・モリコーネみたいに。それに、ダブの感じから、「クリント・イーストウッド」っていうのはそんな風に名前を使われた1970年代のレゲェスターへの賞賛だったんだよ。


MAN RESEARCH

コオロギの背景のオープニングとザ・クラッシュの「ストレート・トゥ・ヘル」を思い起こさせるイントロ、私たちは沼地のようなリゼルグ酸のダブのど真ん中に投げ降ろされた。

ボーカルの切り貼りの層にすることによって、2Dは自分で喜びのファルセットと疲れた鳴き声の間を反響するコール・アンド・レスポンスの合唱を創っている。

ラッセル: 誰かがジャングルの果てしない場所や空間でうなっているみたいだ… この曲は本物の幻覚作用のある音質を持った。

マードック: 誰かさんはその日麻酔薬の瓶にいたみたいだな。

これらのような…その…ディズニーの「ファンタジア」の中の水を運ぶほうきの柄のような、この曲を行進している活気に満ち溢れた声の軍隊を打ち建てる2Dの何層にも重なったボーカル。とかなんとか。


PUNK

1分36秒から始まるこの曲は、このアルバムの中堅のエネルギッシュな一発である。イントロは誰かが苦しんでいるように怪しく聞こえる。

マードック: 「パンク」? その名の通り! 曲中で聞こえる手拍子は地元のエセックス・ボウリング・クラブの老いぼれから録った。俺はレコーダーを下ろしてそいつらの手拍子を全部録ったんだ。奴らの顔を見るべきだったな。ボケ老人集団の笑顔を。奴らは絶対にちゃんと理解してないね。そいつらには飴玉を支払っといたよ。

ラッセル: ここに本物の短くパチパチいう何かが欲しかっただけさ。それにこの曲は俺たちにサインをさせて本当にアルバムに近づかなければならなかった曲でもある。俺たちがジャマイカを離れる前に、エセックスに戻り、終わり始めるのをこの歌はとてもよく完成させていた。

ヌードルのギブソン、シックス・ストリング・ソードはコードによる引き締まった働きを成した。

ラッセル: オリジナルバージョンは1時間を優に超えるんだが、このバージョンの通り、カットした。

マードック: こっちの方が好きだな。2Dは少しいかれてるみてぇだ。

2D: そうなんだよ。長い間うちの玄関の鍵を探してて、結局ずっと鍵は失くしたまんま。まったく、腹が立つ。

マードック: 全てのアルバムがこんな感じの曲を求めてる。まぁ、俺は買ってないけど。


SOUND CHECK (GRAVITY)

ゴリラズのもうひとつのデジタル・ダブ・レゲェの世界に投じた危険な試み。「Gravity on me never let me down gently/ Gravity with me never let me go no no gravity(僕の重力は決して僕をゆるやかに失望させない/僕の重力は決して僕を放さない だめ だめ 重力)」2Dは病んだようなぼんやりしたリズムを坦々と歌う。ロックとレゲェの根源の組み合わせ、ゴリラズはこのアルバムの、ひと休みするのにいいところに位置づけた。

2D: あ、聞こえると思うけど、野外で唄ってるように聞こえるそれは、俺が実際に外で唄ったところがいいところなんだ。それは早朝2時にセミの鳴き声と満天の星空の中、ジャマイカの浜辺の隣の小屋の、屋根の上で唄われたもので、俺は何時間もただそこにいて、宇宙について唄うだけだった…まじで…

ラッセル: この曲は真夜中にレコーディングされた―2Dとヌードルは泊っている木造のホテルの屋根の上に座っていた。月の光を受けてコオロギが歌い、ヌードルの使う録音機が虫の声を採集してもいた。

マードック: それはある日に「ジャマイカンワイルドライフ」へ出かけるチケットだってことを言ってるんだ。なっ?

ダン・ジ・オートメーターは、DJのスクラッチとブレイクを入れるために再びコアラ・キッドを呼び寄せた。

ラッセル: 俺はボム・スクワッドのハンク・ショックリーを思い起こさせるものが欲しかった。ひたすら密集した、スクラッチが凝縮された壁が。

マードック: ラッセルのデッキは燃えちまったんだぜ。ほら、ラッセルがめちゃめちゃに回して焼いたせいでとけたレコードだ。

とりわけ、この曲は、今までのクライアントにバーニング・スピア、リー・スクラッチ・ペリー、キング・タビー、ボブ・マーリーをも含むダブ・ベースの伝説、ジュニア・ダンのベースが彩っている。本当に、悪いラインナップじゃないことについて考える時の曲である。

マードック: ある日寝過ごしたらこの男、ジュニア・ダンが来てベースを演奏しやがった。俺がどう感じたかだと? 言わせてもらうぜ…お前はもうひとつの男のベースには絶対に触っちゃいけねぇ。強ーく忠告してやった。


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モンスターの創り方

終始、ゴリラズのデビューを成し得たのは、今日の楽曲を作り上げるためたくさんの同志の集団を集めながらした、創造的な猛進だった。

マードックの見かけ倒しのデモから生まれたアルバムの、進展版はコングの踊り場に寄せられた。スタジオは狂って絡み合った音が創り出す難解な絶え間ない音波の騒音で息づいていた。バタバタ、ガタガタ、ピチャピチャ、ドンドン、バンバン、ブンブン、チューチュー、ギャーギャー…

夜な夜な、辺りに機械を放り投げたり、ダチョウの卵を薄板に叩きつけてみたり、バケツに投げ込んでみたりに費やした。「どう考えてもこじつけ」だと思われる実験はなかった。

極めて非凡なアルバムの骨組みはすぐに形になった。しかしながら、ゴリラズのミュージシャンとしての質と力に関わらず、いまだに何かが欠けていた。その骨格には身と血と筋肉が必要だった。

ラッセル: 天候か建物か、それともただのコングスタジオの空調の不調なのかどうかわからないが、レコーディングは最悪だった。強拍ですら、その場所では。楽しく暮らすための、聴覚的な新しいセットが必要だった。活気に満ちた趣向の集まり、力強い歌を聞き取ることはできたが、ただ、弦をぐいっと引っ張るような、人生の全てを引きつけるような、誰かが必要だった。

デーモン・アルバーンの勧めで、イカれた無鉄砲な日系アメリカ人プロデューサー、「ジ・オートメーター」ことダン・ナカムラが、エキストラを入れる目的で連れて来られた。

デーモンは、デル・ザ・ファンキー・ホモサピアンのラッパーとキッド・コアラのDJが共演するダンの「デルトロン3030」という企画で、オートメーターと共に活動していた。ダンがエキストラの熱を持ち込むというその考えは、ゴリラズという獣に火をつけるために不可欠だった。

仮の羊飼いの杖を手に、ゴリラズはダンという演出家をその本拠地であるサンフランシスコから引っ張って来て、ダンの持ち曲を演奏させた。ダンはすぐにゴリラズに受け入れられ、そして彼らがどこを目指すべきかに気付いた。

ダンは、マードックの耳障りで退屈で調性のないヴォーカルだった「クリント・イーストウッド」のオリジナルバージョンが、ラップのパートに代えることでよくなるかもしれないと如才なく提案した…

それが、コングを根底まで揺るがせた野蛮な不満の声である幽霊にとって、なんらかの召喚の引き金になったようなのだ! まるでスペイン宗教裁判の号令のように、デルの亡霊がラッセルという巨大な枠の、深く暗い裂け目から飛び出した。デルは数年前に銃撃されて以来、ラッセルの中で休眠状態だったらしいが、ついに彼の出番が来たのだ。

霊の出現は、異端のラッパーの魂が突然変異のヴォーカルラインになることを解禁している間、ラッセルを束の間の昏睡状態に戻してしまった。

ラッセル: 興奮で電撃が走ったみたいだった。俺の、デルという不滅の精神を持つ幽霊の友達は、俺の頭にあった出口を突き破って「クリント・イーストウッド」のラップを解禁した。それから「ロック・ザ・ハウス」も同じ様に。音楽をまるごと変えちまった。

ダンのプロデューサーとしての次の行動は、休日を確保することだった…失礼、オーバーダビングとミキシングのために、ジャマイカの、日光を浴びた砂にあるスタジオへの「移転計画」だった。

2000年4月16日‐5月7日 ジャマイカ、ジージャムスタジオにてゴリラズ会議

影になっているところや楽天的で楽観主義な金色を帯びた暗い色合いのところは街灯がついている道に、太陽の光が沈むにつれて、強く願った結果が現れているようだった。

ラッセル: ああ。ジャマイカでしたことは正解だった。それなしにはいかなる活気も得られなかっただろう。ただ寒々しいだけだっただろう。だがそこで俺たちは良い日課を得た。遅く起き出し、数時間作業し、昼食を摂り、昼寝し、3時間程浜辺に行き、夕食を摂り、朝の3時か4時まで作業をする。リラックスしてできる活動方法だった。

2D: ダンはやばかったよなぁ。ステレオを磨くのにダフィー・ダックが加わっているみたいだった。ダンは全てのものをただの優れた音にしてしまった。

ダン・ナカムラ: ゴリラズがかなりジャマイカのダブの影響を受けていたのと、ジャマイカがレコーディングするのにいい場所なんじゃないかということで、我々はそこへ移動した。大宴会のようだったよ。この男たちは相当ワイルドだから。

マードック: 俺は大砲でそのとんまを撃たなけりゃならなかった。自分でレコーディングを取り仕切るつもりだった。

2001年3月7日、セブン・マガジンのダン・ナカムラへのインタビュー

ゴリラズはどんなだった?

ダン・ナカムラ: 即座に行動するタイプのひと達。アイディアに満ち溢れている。彼らは我々がかつて観ていたテレビ番組、『ドラドラ子猫とチャカチャカ娘』を思い出させた。

ゴリラズとのセッションの間、なにを聴いてた?

ダン・ナカムラ: ラジオから流れるものははなんでも、それと古いもの…オーガスタス・パブロ、ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』、レゲェをいくつか、ボブ・マーリー、リー・ペリー、ラップのレコードをいくつか、ビル・ウィザース、アル・グリーンなんかをね。全ての音楽からしたらほんのわずかだよ。

セッションの間、問題は?

ダン・ナカムラ: 君が仕事中や何かしている時以外の場面で直面する問題が全てのディスクにあったさ。我々はしばらく休憩のために違った歌をはさむべきだったのかもしれないが、大部分でいい時を過ごしていた。一緒にいることを楽しんでいたし、一緒に作業することを楽しんだ。それをこのディスクに聴き取ることができると思うよ。

ゴリラズになにを期待してた?

ダン・ナカムラ: 我々は物事の終わりのハードコアヒップホップを批判していたわけじゃない…今日まで続いている物事のより良い融合、少しのヒップホップ、少しのダブ、よきメロディ、ポップスの伝統的な強さをいくつか、そしてそれらを全部混ぜて真に面白い歌を作る。

マードック: 俺が書いたことだ。よし。ついてこい、その音楽がどんなか確かめよう…


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リオ(LIO)
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